こんにちは
吉崎めぐみです。
先日、吉祥寺のスタジオNOAHにてEsクラリネットの体験レッスンを受講された社会人女性Oさんのレポートです。
Oさんは中高大と10年間クラリネットを吹いていらした方です。
社会人になり少しお休みしていたそうですが、クラリネットアンサンブルの演奏会にEsクラでの出演が決まりこれを機に基礎から見直したいとのことでいらっしゃいました。
クラリネットアンサンブルでEsクラ!
Esクラリネット大好きなのでもうその話だけで萌えます。
✱念のためEsクラリネットについて簡単に書いておきます。
クラリネットという楽器はたくさんの種類があり、その長さによって高い音が出るもの/低い音が出るものというように特殊管と呼ばれる楽器があります。
吹奏楽などでよく使われるのはB♭管というもので、業界では並クラなどと呼ばれることもあります。
B♭管よりも短くマウスピースやリードも小さいのがEsクラリネットです。
さて、レポートに戻ります。
並クラより少し短いだけで形は同じ!
しかしその少しの違いが実はかなり影響があるのです。
コントロールが困難、音程が外れやすいなどやりがい溢れる楽器です。
Oさんはすでにマイ楽器のメンテナンスも済み、マウスピースやリガチャーも安定したものを選んでいて特に気になることはありませんでした。
スバラシイ!
リードは青箱(トラディショナル)3.5もしくは銀箱(V12)3ということで私と全く同じでした。
実際のレッスンは体験なので40分です。
その中でお伝えできること、Esクラリネット特有の内容が良いと考えて
Esクラ用のエチュードの紹介、Esクラ特有の替え指、練習の仕方、アンブシュアの基本的な考え方などをお伝えしました。
ここで考えておきたいのは、Esクラリネットという楽器の特性と役割です。
合奏の形態によって求められるものが違うのがEsクラリネット含めた特殊管だと思います。
Esクラリネットの特性といえば甲高い音!
エッジの効いた音色!
これらをどこまで出すかによってその合奏全体のイメージに大きく影響します。
Oさんはスケールなどで聴かせていただいた印象から、高音域を気にしすぎて演奏に遠慮が感じられました。
高音域が飛び出した雰囲気にならないようにとの心がけと思われますが、これは非常にもったいない奏法です。
B♭管でも同じですが、飛び出したねいろが気になるところは敢えてクレッシェンドで練習することをおすすめしています。
ある種の恐怖心のために手前で止まって引き返すような奏法だと、その恐怖心とはさよならできずに本番が1番怖い状況となってしまいます。
それならば、練習のときは自分史上最高に飛び出させておく。クレッシェンドしていくことによりその音を出すことに慣れるという過程がその後高音域の定着と安定のためにとても大切になってきます。
具体的な練習方法としては、やはりスケール(音階)練習が効果的だと思います。
Oさんにはアイヒラーのスケールをおすすめしました。
最高音域は、慣れるまで折り返し地点を手前に設定して必ずしも楽譜通りでなくても大丈夫!
繰り返しやることで慣れる→定着→安心が生まれます。
Oさんはレッスン継続されていますので、またレポートしますね。
Esクラリネットの演奏に疑問やお悩みのある方、1度体験レッスンにいらっしゃいませんか?
お問い合わせお待ちしています!
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