こんにちは!
クラリネットの吉崎めぐみです。
今日はタイトルにもしました【譜読み】って何だろう?ということについて書いてみようと思います。
楽団に所属している方もそうでない方も、楽器をやっている方なら使ったことのある言葉ではないでしょうか?
譜読みと言っても、実は人によって捉え方が違うのではないかと思いましたので
ここでは私が実際にやっている【譜読み】について紹介します。
前提として、オーケストラに所属していて次の演奏会に向けて練習がはじまる第1回目の合奏に参加するためにやること、ということでお話していきますね。
吹奏楽団に所属している、または団体に入っていなくてもレッスンに行っている、小編成のアンサンブルに参加しているなど楽譜を読む習慣のある方なら参考になるかと思います。
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
●パート譜とスコアを用意する
オーケストラのパート譜は団から配られたもの、スコアについてはスタディスコア(持ち運びに便利な小さいもの)を購入するか著作権の切れたものであればimslpからダウンロードすることもできます。
●スコア(パート譜)を見ながら音源を聴く
パート譜を最初でもよいですが、わたしはまず全体像を把握したいのでスコアを見ながら参考音源を聴きます。
最近はYouTubeで演奏中の風景を観察しながらということも多いです。
この場面ではなんの楽器がメインなのか、視覚的にも捉えられるのでわかりやすいです。
何度かこの工程をやってから、パート譜を見ながらに移ります。
パート譜を見ながら数小節の休みのところに誰が旋律などのメモをしたり、自分と一緒の動きをしているのは誰などメモを追加します。
テンポの変わり目は指揮者によって振り方が違うこともあるので注目するマークなどしておきます。
また、参考音源についてもひとつだけに頼るのではなく複数を聴くように(見るように)しています。
同じ作品であっても、指揮者や演奏者によってテンポの捉え方やカウントの仕方、棒の振り方などいくつか見ておくと、初回合奏で慌てなくて済みます。
(それでもとっさに対応できなくて慌てますが…)
●実際に音にしてみる
これは、順番が前後してもまったく問題ないです。
とにかく音を出せる環境にいるときは、楽譜にある音符をとにかくきれいに並べられるようにしておくというのが良いと思います。
ここはどんな場面だったか?など調べながら音出しすると、時間がかかってあっという間にタイムリミット!ということになるともったいないと思うので。
●音を出してみて気になったところを再びスコアや演奏動画で確認する
これは初回練習にのぞむ前だけではなく、むしろずっと行う作業かと思います。
楽譜を読み込んでいくと、どんどん気になるポイントが出てくるのでその都度確認が必要です。というか確認したくてたまらない。
●参考音源のなにを聴くのか
最初は全体的にどんな曲なのか聴くだけになりますが、実際に何を参考にするのかと言うと
フレーズ感や楽器ごとのリレー、全体に対しての音量などです。
楽譜からの情報でP(ピアノ)と書いてあっても、実際はかなり音量が必要な箇所がやたらとたくさんあったりします。
弱い音がほしいのではなく、優しいねいろでソロを吹いてね!という作曲家の願いが込められているときなど。
あとはオーケストラ全体としてのニュアンスであったり、とにかく楽譜からの情報を作曲家のクセに合わせて読み解いていくのが私にとっての【譜読み】です。
もしかしたら、3番目の「実際に音にしてみて、音がきれいに並ぶ」ところだけを譜読みと捉えている方も多いのかなと思って今回記事にしてみました。
参考になればうれしいです!
吹奏楽団やオーケストラに所属されている方、クラリネットの基礎とソロ曲だけレッスンで行うのもすごく充実しますが
団で取り組んでいる作品について一緒に考えたり、練習方法を試したり、1stと2ndでハモってみたりといろいろなアプローチができます。
こんなことレッスンでお願いしてもいいのかな…と遠慮せずなんでもご相談くださいね!
みなさまの充実したクラリネットライフを応援します😊
Comentários