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執筆者の写真Megumi Yoshizaki

マイ楽器がほしい!クラリネットの楽器選定のポイントについて

こんにちは!

吉崎めぐみです。


今日は新しいクラリネットを購入する際の注意点をお伝えします。


【どんなお店で購入する?】

先日、生徒さんがマイ楽器を購入したいということで楽器選びのお手伝いをさせていただきました。

訪れたのは御茶ノ水にあります下倉楽器さんです。下倉楽器さんは良心的なお値段、在庫数も安定していて購入後のケアも手厚いので生徒さんにおすすめする楽器店です。

今回の選定は生徒さんのご希望がビュッフェクランポン社製(フランスのメーカー。アマチュア・プロともに世界的に広く使われているものです。)のR13もしくはRCということで、各3本ずつ用意してもらいました。


【モデルによる違いを知ろう】

さて、R13とRCの決定的な違いはベルの構造です。

R13はベルの縁部分も滑らかな曲線です。

RCはモデルチェンジされて、ベルの先端のリングの内側が角張ったデザインになっています。そのことにより音色や音抜けに影響を与えていると思われます。


一般にR13は明るい音色、RCは落ち着いた音色と言われています。

これらの予備知識を踏まえて、実際に試奏してみました。

やはり楽器は個体差がありますね!

同じモデルであってもひとつとして同じものはなく、吹奏感、手へのフィット感、音色すべて違っていました。


【専門家と一緒に選びに行くメリット】

楽器店で「選定品」として先生のお名前付きで売っているものもあります。一緒に選びに行く専門家や先輩がいない場合は、選定品を購入するのもひとつの手です。

専門家と一緒に選びに行くメリットは、選定品ではない複数の商品の中から自分に合ったものを選ぶことが出来る点です。


【私が楽器選定の際にポイント】


《リードは慣れ親しんだものではなく新しめのものを用意する。》


これはマウスピースを選ぶ時も同じですが、使い慣れたもの=クセがついているもの。

クセがつくまえのリードで、先入観なく吹いてみることが大事です。


《現在使用中の楽器があれば持参する》


慣れたものと吹き比べるためです。

新品ばかり吹いていると、良し悪しがわからなくなってしまうことがあります。

基準となるものが必要です。


《実際に吹いてみる。》


持った時の違和感、キーに指を置いた時のフィット感。第一印象はとても大事です。


実際に吹いてみて、たとえばキーが遠すぎたりすると吹きにくいことがあります。


音域は全音域にわたって音を出してみます。


《半音階で最低音から最高音まで》


持って違和感がなければ、最低音から最高音までを半音階で少しゆっくりめに吹いてみます。

半音の音程に違和感がないか、音によって鳴る鳴らないが激しくないかどうか調べます。


《クラリネットが苦手な音程を調べる》

スロート付近の鳴り方と音程を調べます。

高音域の鳴り方と音程も調べます。


《好みの音色か》

最終的に、好みの音色かどうか判断します。


R13とRCとでは音色にかなりの違いがありました。今回の生徒さんは吹奏感と音色がぴったり合ったR13をお買い上げになりました。



普段は学校の備品を吹いている学生さん、そろそろマイ楽器が欲しくなってくるのではないでしょうか?

自分の楽器を持つと、モチベーションもさらに上がってますます音楽するのが楽しくなりますよ!

ご購入に不安がある方、ご相談ください。

あなたにぴったりの1本を一緒に探しましょう!

体験レッスンも実施中です。お気軽にお問い合わせくださいね。

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