top of page
執筆者の写真Megumi Yoshizaki

クラリネットでスタッカートをするときの練習方法について

こんにちは!

吉崎めぐみです。


わたしは細々ながらYouTubeチャンネルを持っているのですが、最近コメントをいただきました。

せっかくなのでご質問に対するお答えをブログにしたためようとおもいます!


コメントをいただいた動画はこちらです。

中学2年生の方からご質問いただきました。

ありがとうございます!


①スタッカートのやり方について

②どうすれば滑らかな音が出ますか?

③大きな音を出すにはどうしたらよいですか?(ソロがあるため)

④息を長く伸ばすにはどうしたらよいですか?16拍くらい伸ばしたい

⑤響かす場所を同じにするにはどうしたらよいですか?


すごく研究熱心で、クラリネットをもっとうまく演奏したい!という気持ちがとてもよく伝わってくる内容でした。

これらはすべて、言葉だけで説明することがかなり難しく対面のレッスンでもなかなか伝えにくいことかもしれません。

しかしできるだけ言葉を選び、ほんの少しでもコツをつかむことのお手伝いができれば…という思いで書いてみますね。


まず今日は1番目の【スタッカートのやり方】です。



まず、コメントには「息を短くしてスタッカートしていた」と書いてありました。

そのやり方ですと、速さに限界があると思いますし、安定感も損なわれます。

ぜひ舌を使って音をコントロールする【タンギング】を覚えましょう。


舌の動きを自分で確認しながら練習できるようにメトロノームはゆっくりめからスタートしましょう。

はじめは四分音符、四分休符、四分休符…というように練習します。

スタッカートとは響きをなくして一瞬で音が止まっている状態ではないです。

音そのものは短時間しか鳴っていないかもしれませんが、鳴っていない時間(舌でリードの振動を止めている)その間も、実はずっと息を出し続けています!

写真にも、息(青で書いてます)がまっすぐ伸びていますね。

次に見てほしいのは赤で書いた舌の動きです。

青と赤は同時進行しています!

それがタンギングです。


では、具体的にリードのどこをどんな風に舌で触ればよいのでしょうか。


舌の使う場所は先の方、リードのどこに触れるかはリードの先端の方です。

このどちらも、個人差がありますので良さそうなところを探して練習します。

舌の面をたくさん触れさせるとやりにくいと思いますので、ほんの少しと思ってください。

りりりり、るるるる、と口で言うときに舌が上の前歯の裏に当たりますか?

その付近がヒントになるかもしれません。


リードに舌が触れたとき、リードとマウスピースの隙間を完全に塞いでしまうほど強く触れないようにしてみてください。

リードは微かに振動していて、音はかすれ声程度に聞こえている。

この付近で付けたり離したりを繰り返して実験してみてください。



スタッカートの話に戻ります。

スタッカートはこの四分音符の練習から、徐々に音符を細かくしたものへ変えていきます。

赤い丸の位置が、どんどん手前にくるということです。


タンギングの練習は、コツを掴むまで時間がかかります。

少しずつでも練習回数を多く取り組んで、がんばってみてくださいね!


今日はYouTubeにいただいた質問に答える内容でした!

②以降のお答えも順次アップしていきます。





閲覧数:519回0件のコメント

Comments


Commenting has been turned off.
記事: Blog2 Post
bottom of page