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  • 執筆者の写真Megumi Yoshizaki

吹奏楽初心者講習会にてたくさんの中学生とクラリネットの初歩を勉強しました!

こんにちは!

吉崎めぐみです。


毎年5月から7月にかけての土曜日か日曜日に、吹奏楽初心者講習会が開かれます。

(2020年の今年は新型コロナウイルスの影響により吹奏楽講習会は行われませんでした)


吹奏楽部の顧問の先生と楽器店さんその他の協力により、全ての楽器の講師が集まって行われる大変貴重な講習会です。

私はこの初心者講習会のクラリネット講師として今年で19年目!

今まで本当にたくさんの新入生の皆さんと、クラリネットの初歩を勉強してきました。


講習を受けるのは、春に入部してまだまだ楽器に慣れていない1年生の皆さんです。

やはり最初が肝心!ピカピカの1年生の皆さんがこれから楽しく音楽に関わるためのはじめの一歩をお手伝いできるという、とても嬉しい機会です。


2018年は全部で4つの区の講習会のクラリネット講師として関わらせていただきました!


私が講師をつとめるクラリネットのクラスは、どこの学校もだいたい大所帯なのでクラス分けしても10〜15名ほどの生徒さんのレッスンをします。

講習会では区内のいくつかの学校が集まりますので、実は生徒さん同士も初対面なんです!

緊張しますよね。

そんなこともあり、私はレッスンを始める前に必ずひとりひとりに自己紹介をしてもらって、

場の空気をあたためてからレッスンに入ることにしています。


クラリネットのレッスンをすぐに始めていくときと、自己紹介をしてからレッスンを始めるときとではやはり1日の成果も違ってくるんです。

最後にはアンサンブルの発表もするので、やはり生徒さん同士の会話に繋がる自己紹介は大切な項目と捉えています。


クラリネットは大人数なので個別にみてあげる時間はあまりないのですが、1番大切で個別対応しか出来ないポイントは必ず1人ずつ対応します。

それはセッティングの部分です。


マウスピース、リード、リガチャーの取り付け方と扱い方(ネジの締め具合など)を1人ずつみせてもらい、生徒さんにも改めて確認してもらいます。

繊細な部分ですが、意外と雑に扱っている子も多いので特に注意してみています。


このセッティングが一人ひとりバラバラなので、リードの付け方、リガチャーのネジの締め具合、本体の組み立て具合など少し直すだけで音が鳴りやすくなった子もたくさんいました!


教えてもらう機会がなかなかない項目なので、忘れず保って欲しいと思います。


10時から15時くらいまでの講習会のスケジュールはおおよそこのような感じです。

【午前中】

●楽器の組み立て方

●リード、リガチャーの付け方

●開放のソを鳴らしてみよう!(アンブシュア、楽器の持ち方、座り方のチェック)

●呼吸だけの練習

●開放のソから1つずつ下がり、低い音を出す練習

●開放のソから1つずつ上がり、高い音を出す練習

●出しにくいけれどよく使うチューニングBの音を出す練習


【午後】

●タンギング(たちつてと・らりるれろで発音しよう)

●音階練習(指の上げ下げのチェック)

●いろいろな大きさの音を出す練習

●いろいろなイメージを持って音を出す練習

●アンサンブルで1日のまとめ(簡単な二重奏をパート分けして練習〜発表)


盛りだくさんの内容です!

特に「いろいろなイメージを持って音を出す練習」では楽器演奏と心が密接に繋がっていることがはっきりして面白い項目です。

《甘くて美味しいお菓子を食べているイメージ》《この一週間でいちばん頭にきたことを思い出して吹いてみて!》《この一年間でいちばん悲しかったことを思い出して吹いてみて!》

すべて違った音色になるんです。

初心者の中学生、まだなんのテクニックも持っていないかと思ったら大間違い。心にしっかりと音楽があります!

その表現方法を、これから磨いていってほしいです。講習会ではなにかヒントを持ち帰ってもらえればラッキーだと思います。


楽器の上達は一朝一夕とはいきません。

小さな積み重ねが大切になってきます。

講習会をきっかけに、楽器を大切に扱い毎日楽しく音楽に関わってほしいなと思います。


お住いの地域で初心者講習会が開かれていない!講習会に参加したけれど一回のレッスンではわからないことだらけ!

そんなふうに感じられた方はぜひ体験レッスンにいらしてみてください。

日課練習の方法などのご提案も出来ます!

お気軽にお問い合わせくださいね。




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