Megumi Yoshizaki

2021年1月9日3 分

初めてソロ曲に挑戦!高校生からのDM相談にお答えしました

こんにちは

吉崎めぐみです。

先日Twitterで高校生の方から質問DMをいただきましたので、それにお答えする形で記事にまとめます!

ご質問は「初めてクラリネットのソロ曲に挑戦することになりました。自分に合った曲の選び方がわからないので、おすすめの曲や練習方法があれば教えてほしいです!」という内容でした。

初めてのソロ(*^^*)ワクワクしますね~

中高生でソロコンに出ようと思っている方や大人プレイヤーの方で基礎を丁寧にやってみようという方にもおすすめなので参考にしてみてくださいね。


【おすすめの作品】

まずはおすすめの作品を3つ、参考音源と一緒にご紹介します。

C.シュターミッツ『クラリネット協奏曲第3番 変ロ長調』

youtu.be/HCESq4rNbdQ

F.クロンマー『クラリネット協奏曲 作品36』

youtu.be/RfE3Qea9y_A

F.ドヴィエンヌ『クラリネット・ソナタ第1番』

youtu.be/U-nvvMf1tpM

初めてのソロ曲という観点から、まず味わって知ってほしいのは古典的作品です。

近現代の作品はぱっと聴いてすごい!とか素敵!と感じさせてくれるものが多いので、つい先にやってみたくなるかもしれませんが聴き映えではなく真実のテクニックを磨くことが大切です。

古典的な作品の中でもモーツァルトの『クラリネット協奏曲』と『クラリネット五重奏曲』は、もはやクラリネット奏者の永遠の憧れであり目標!

そこにたどり着くための第一歩となる作品たちです。

【古典的作品の効果的な練習方法は?】

さて、これらの作品を演奏するためにはどのような練習が必要でしょうか。

いくつか考えてみましょう!

①コンチェルト作品の特徴を知る

シュターミッツとクロンマーはコンチェルト(協奏曲)です。コンチェルトとはオーケストラを伴奏にクラリネットがソロを受け持つ形式です。室内楽に比べて音楽的スケール感が違うということです。

ダイナミクスの捉え方、フレーズの捉え方などすべてにおいて少し大袈裟かなというくらいイメージをはっきりと持って音を出しましょう。

②フレーズの出だしと終わりに気を配る

派手なパッセージが登場しない古典的作品で学べる大きなポイントです。

フレーズの出だしは演奏の第一印象を決め、音の終わりは聴く人の耳に残ります。

輝いた音でなおかつ丁寧に表現できたら最高ですね!

③インテンポでの練習を繰り返さない

ついノリノリで吹いてしまう気持ちもわかるのですが、練習ムラをなくすため、そして演奏に説得力をもたせるためにもインテンポでの練習はその日1回やれば十分です。

ぶれないように〈メトロノームきっちり練〉を9割、〈インテンポ確認練〉を1割くらいで良いと思っています。

④スケール練習を並行してやる

例えばクロンマーをやるとしたらEs-dur(♭ひとつ)なのでスケール本の♭ひとつの調をアルペジオ含めて丁寧に練習します。

これは曲の仕上がりにダイレクトに影響する練習です。必ずメトロノームを使って自分勝手なテンポにならないようにしましょう。

スケール本は一冊持っておくとよいです。

画像クリックで通販サイトに飛びます。

スケール練習は筋トレ、曲は試合という感じです。

以上、おすすめの作品と練習方法について考えました。

これを読んで「古典作品やってみよう!」と思ってくださる方がひとりでも増えたらうれしいです(^_-)-☆

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